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Generative Dialogue: Chromatic & Fluid

プロジェクト期間
2026.03.25 – 2026.06.30

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Spark ── きっかけ・衝動

メンバーがそれぞれ追いかけてきたものが、偶然に重なった。色彩の重なりと変化の“Chromatic”。そして流体的な動きの気持ちよさの“Fluid”。それをインタラクティブなビジュアルとして実装してみたい、という衝動がこのプロジェクトの始まりである。

Theme ── 探究テーマ

AIと人間が対話しながらビジュアルをつくるとき、何が起きるのか。「作らせる」から「作らせてもらう」へ。

Process ── 探究のプロセス

まず自分たちが追いかけたいビジュアルの方向性をリサーチし、言語へと咀嚼することから始めた。“Chromatic”と“Fluid”という2つのキーワードを軸に、AIとの対話を重ねながら、感性的な「しっくりくる感覚」を探っていった。

対話を進める中で、AIの特性が見えてきた。単純な指示の積み重ねには限界があり、前の会話のキーワードを過剰に反映しようとする傾向がある。不要な要素を都度打ち消す必要があり、ニュアンスの伝達は思いのほか難しい。AIは個性や感情を持たないため、感覚的な判断を数値や明確な言葉へと変換することが求められた。

しかし後半、AIとの対話に慣れが生まれてから、「作らせる」という姿勢を手放し、「作らせてもらう」という意識にシフトしたことが転機であった。微調整と詰め作業をlil-guiのフロントパネルで自分の判断によって行うことで、アウトプットのクオリティが大きく変化した。AIが得意な部分は任せ、感性的な判断を人間が担う。その役割分担が、このプロジェクトの核心であった。

Output ── 成果物

“Chromatic”と“Fluid”という2つのテーマが交差する、インタラクティブなジェネラティブビジュアル。

Next ── 今後の展望

このプロジェクトを通じて改めて見えてきたのは、AIはあくまでもツールであるという事実である。他の制作ツールと同様に、使い手の意図と感性が伴わなければ、平均的なアウトプットに収束してしまう。本プロジェクトの次のステップとしては、コードの仕組みへの理解をより深めていき、システムによる自然なランダム性を表現に落とし込む可能性を探っていく。そして最終的には、こうした表現をクライアントワークへと接続することを目指している。

コメント

  • SAKAKI

    SAKAKI

    最終的に、当初想像していた以上のものに辿り着けたと思う。AIの理解力には改めて驚かされた。今後、こうした表現を実際の案件で扱うとなれば、AIに頼り切るのではなく、自分自身でも仕組みを理解しておく必要がある。引き続き学びを深めていきたい。

  • WADA

    WADA

    これまでアウトプットに、ここまでAIを近づけたことはなかった。デザイナーとして、AIとは適切な距離を保つことを意識してきたが、今回の探究を経て、いつも使うIllustratorやPhotoshopと同じ、ひとつのツールであるという気づきが生まれた。AIを使ったからといって近道になるわけでも、自身の創造力が失われるわけでもない。むしろ普段のデザインよりも、言葉にもビジュアルにもなっていない脳内のイメージを咀嚼する時間は長かったように思う。“Chromatic”という、自分がこれまで追ってきたテーマに最も近づけた経験でもあり、この魅力に接近していく行為をこれからも続けていきたい。 AIを扱ううえで、一度崩して得たノウハウを、小さな一歩へと変換し構築していくことの大切さがわかった。AIによる近道にこそ、遠回りが必要であるという気づきもあった。

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